ポーランド人の威力 admin

エジプトからヨルダンに越境するため、ダハブからバスでヌエバアまで行きました。ヌエバアからはフェリーが毎日4便出ていて、2〜3時間で対岸にあるヨルダンのアカバに到着します。
フェリーのチケットオフィスで3時に出発と言われたので、昼食を食べながら時間をつぶして港に到着。出国審査を済ませて、待合室で待っているとフェリーが到着したようです。時計は4時になっていました。

スローボートのチケットを買ったはずなのに、乗ったのはスピードボート。差額の10ドルをしぶしぶ払って、席を確保。船内でできる入国審査でパスポートにスタンプをもらったら、それからはほとんどやる事がありません。テレビで流れている新喜劇のような舞台(もちろんアラブ語なので理解できない)を見たり、チリで買ったSUDOKUをやったりして、暇つぶし。
電車やバスだと車窓を過ぎる景色に見入っている事も出来るのですが、フェリーだといつまで経っても同じ海岸線が見えるだけ。船の移動はいつも退屈します。

アカバの港に到着すると、乗り合いバスなどが無いため、タクシーで市内まで行かなければなりません。アラブの国はどこでも同じで、タクシーとの料金交渉が一苦労。ガイドブックで普通2JD(ヨルダンディナール/約316円)と書いてあるところを10JDと行ってくるドライバーに真っ向対決。なんとか一人2JDまで下げさせたところで、まだ2人乗れるからと言って客を探しに行くドライバー。せこすぎます。
近くでヌエバアのチケットオフィスで会った欧米人が、別のドライバーと交渉していたので、同じタクシーをシェアしないかと誘ったら快諾。無事市内までは行く事が出来る事になりました。

ヤリックとポーリナと名乗るカップルはポーランド人。アカバで滞在するホテルも決めていないし、行き先はペトラと決めているらしいので、僕たちと一緒にバスターミナルでペトラまでのバスを探してみる事になりました。ヤリックはポーランド軍を除隊して間も無いと言ってもおかしくないくらいの、ゴツイ体つきに、迷彩パンツ。スキンヘッドと太い声に威圧感があります。
バスターミナルに着いて見ると、ちょうどペトラまで行くと言うミニバスがあり、ひとり5JD(約790円)ですぐに出発してくれる事になりました。出発してすぐに、ドライバーの弟だという人が運転する別のワゴン車に乗り換えさせられますが、なんとかペトラへは向っているようです。

ヨルダンを縦断する高速道路デザートハイウェイを北上しかけたころ、警察の検問にひっかかりました。何か後ろめたいところがあるのか、おどおどするドライバーは、免許証と身分証明書を取り上げられて離れたところに停めてあるパトカーで取り調べを受けているようです。あまりにも取り調べに時間がかかるので、ヤリックが痺れを切らしてパトカーにつかつかと歩いて行きます。警察官もヤリックの迫力に圧されてなのか、取り調べが終った様子。
そこから1時間半かけてペトラのゲートシティとなるワディムーサに到着しました。夜10時にも関わらず車があるのを良い事に4件のホテルを見て歩きました。値段や設備はどれも似たり寄ったりですが、最後に訪れたピースウェイホテルが、清潔感もあり良い雰囲気だったので価格交渉。交渉はもちろんヤリックが買って出ます。

気の弱そうなマネージャーが一泊20JD(約3,162円)だというところを、顔がひっつきそうになるまで迫って、いきなり16JD(約2,529円)でごり押し。さらにあまりキレイそうではなかったベッドシーツを取り換えさせました。取り換えを待っている間に出してくれたミントティーも、カップが小さいとか熱々じゃないなどと言っていれかえさせるし、ホテルでとった夕食も、強引な感じで格安に(二人で2.5JD/約395円)。
この様子では、これまでの旅行でも随分と無理やり安く通してきたんだろうなと思われます。でも決して脅迫しているのでは無く、少しふざけているような所があるのが憎めないし、端で見ている僕たちにとっては漫才のよう。無理を通す反面、必ず仲良しになっているような所がちょっと羨ましい。
僕も見習わなければならないなと思う今日この頃です。

Written on 12th 1月, 2008 by admin · No Comments »

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