アンダルシアに向って(3) admin

バレンシアを早々と立ち去った僕たちは、アンダルシア地方までの次の中継地点、ムルシアに向って車を走らせました。
ムルシアは、バレンシア州とアンダルシア州に挟まれた小さな地域。他の地方と比べて目玉となるような見どころが少ない、観光客の少ない地方です。それでもいくつかの建造物が観光の目玉とされていますが、僕たちは出来るだけ早くアンダルシアに到着したい気分。観光そっちのけで、一泊だけアパートメントホテルに宿泊して先を急ぐ予定にしました。

ネットのホテル検索から予約を入れたApartamentos Turisticos Archybalは、ホテルの競争が激しいとも思えないような、中心部から外れた地域にあります。部屋の設備や立地条件、スタッフの対応、宿泊料など様々な基準で採点される、利用者の評価が10点中9.5点と驚くほど高評価。場所の不便はあるものの、設備が整っていてデザインの良い点が評価されているようです。これだけ評価が高いところなら、一日くらい泊まってみようと、予算ギリギリ55ユーロ(約8,998円)の宿泊料を我慢してチェックイン。

周囲に洒落たレストランやホテルが集っているため、近代的な外観は特別目立ったところがありません。フロントも、大きな鉢に生花がいけてある事を除けば、これまでのホテルと同じ雰囲気。
でも、部屋に入ってみて驚きました。最初に目に飛び込んできたのは、人工大理石張りのフロアとオレンジ色が活かされたシステムキッチン。IHクッキングヒーターやレンジフードなどが、インテリア雑誌の写真のよう。
クイーンサイズのベッドからリビングのソファーやテレビ、食器、リネンまで、部屋の中の全てのものがデザインフル。中でも極め付けは全身シャワー。バルコニーも広々としていて言うことなしです。
こんな部屋に泊まっちゃっていいの?と興奮さめやらぬまま、部屋を汚さないうちに記念撮影。

備え付けの洗濯機がとても助かりました。しばらく手洗い洗濯が続いていたため、なかなか洗濯出来ないフリースのブルゾンやジーパンなどをまとめてキレイに。広いバルコニーに洗濯ロープを張って干せば、1時間も経たない内に全部乾いてしまうくらい、乾燥した風が気持ちよく吹いてきます。
溜まっていた洗濯も無くなったし、荷物も気分もすっきりしたところで、買い物に出かけます。

アパートメントホテルなので、通常のホテルのように併設されたレストランなどはなく、食事はすべて自炊が前提です。食べる機会の無かった日本から送ってもらったカレーなどの食材の他に、歩いて15分ほどの距離にあるスーパーで買い出しをして、豪勢な夕食を食べました。
フィンランドに行った時に、飛行機の中で出てきたTorresという銘柄のスペインワインが美味しかったのを覚えていました。ワインが美味しいとさらに食が進みます。

クーラーがよく効いて居心地の良い部屋でノンビリしていると、まるで旅行を終えて自宅に戻ってきたような気分にもなります。市街に繰り出すつもりもないので、10時くらいまで太陽の沈まない夜を、ネットを見たり、テレビドラマを眺めたり、ごろごろしながら過ごしました。

素敵なアパートメントホテルでも、欠点がひとつくらいはあるもの。ここの問題は、シャワーのお湯のもととなっているヒートタンクが、一人分でも足りないくらい小さい事。朝夕でシャワーを浴びる時間をずらして使う事に。また同じ理由から全身シャワーを使う機会はありませんでした。残念。

翌朝、寝心地の良いベッドですっかり疲れのとれた僕たちは、名残惜しいアパートメントの居心地の良さに別れを告げて、アンダルシアはグラナダまで、再び車を走らせました。

Written on 28th 5月, 2008 by admin · No Comments »

コメントを投稿

ヒント

コメントを投稿するには ログイン/登録 する必要があります。

はじめてコメントを書く時、あるいはまだ登録していない場合には、こちらを読んでみてください。