太陽が眩しいリスボン(1) admin

サラマンカからは、整備された高速道路をひたすら真っすぐ進むだけで、ポルトガルに入れます。
国境では検問があり、関税に関わる荷物を積んでいないかを質問されますが、それ以外はスルーパス。ひとつの町が国境をまたいで発展しているような所なのに、検問のあちら側とこちら側では、ガソリン代がリッター辺り0.3ユーロ(約54円)も違います。スペイン側で給油しておけば良かったと思っても、もう遅い。

スペイン側から国境に近づくにつれ、徐々に並走する車の数が減ってきていますが、ポルトガルに入った途端、さらにその数は減少します。視界の範囲に見えるのは、自分の車だけなんて言う事も珍しくありません。
カーラジオから聞こえる声が、多少は聞き取りの出来るスペイン語から、まったく聞き取る事が出来ない言語に。最初はドイツ語だと思っていたのが、実はポルトガル語だと分かり驚きました。ポルトガル語の表記はスペイン語に似ているので、スペイン語と同じ程度のつもりでいたのですが、全く異なるリズムと発音に、少しこの先の旅が心配になります。

ポルトガルの初日は、サラマンカからほど近いカステロブランコという小さな町。ホテルが2軒しか無く、しかもほとんど隣り合わせ。選択の余地無く2軒のうちの安い方、アメリカ系のBest Western Hotel Rainha D. Ameliaに宿泊です。
部屋は実用的な作りですが、ビジネスホテルみたいで雰囲気はゼロ。レセプショニストの愛想もゼロ。期待していたコインランドリーも無いことが分かると、61.50ユーロ(約10,996円)はとても高く感じます。実用的であっても美味しくはない朝食を平らげると、この町に未練はありません。レセプショニストに別れを告げ(もちろん返事は無い)、すぐに出発。再び高速道路を走ります。

世界一情報が大雑把なガイドブック、地球の歩き方ヨーロッパ編でポルトガルの情報を読んでみると、リスボンまでの道のりを少し遠回りすれば、世界遺産に指定されている町エヴォラを通過できるようです。多少の寄り道は常識の範囲の僕たちなので、エヴォラで散歩してからリスボンに向かう事に決めました。

エヴォラまでの道のりは、変化に富んでいて美しい景色が続く。谷や山がつづく険しい風景を過ぎたかと思うと、牛がゆっくり草を食んでいたり、紫色の花が咲き乱れる野原が現れたり。国道を走る車は、どれも制限速度を大幅に下回るスピードしか出しません。スピード競技でもするように忙しく追い抜きあう他の国の車道を走った後だと、とても違和感を感じます。

エヴォラに着いて駐車場探しです。旧市街は入り組んだ構造で、一度入ってみたものの、どこを走っているのかすぐに分からなくなりそう。路肩も青空駐車の車ですでに一杯なので、市街地の外に駐車場所を見つけ、そこから歩く事に。太陽が燦々としているため、少し歩いただけで頭の天辺が熱々になります。
観光案内所で地図をもらって、周辺の見所を歩いて回りました。ローマ時代から都市として栄えていた歴史があり、旧市街にはローマの水道橋跡や神殿跡などが残っています。カテドラルの内装や回廊などはスペインの教会にそっくりだけど、より地味な感じ。
一通り観光を終えて、車に戻る途中、サンフランシスコ教会に隣接する公園のベンチで休憩。クジャクが数匹、なぜか小屋の屋根の上に集まっているのを見つけました。雄のクジャクが羽根を開いていて、ぶるぶる振るわせているのをしばらく眺めた後、旧市街の城壁沿いに再び散歩。とにかく太陽が強いので、木陰を探して歩くようになります。

Written on 27th 6月, 2008 by admin · No Comments »

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