猛暑のパリ、タバコ臭いアパート、うどんスキ admin

パリに戻ってきました。スペイン滞在中から、パリでの滞在場所をどうするか悩みに悩んだ揚げ句、予約を入れておいたのは、個人の短期貸しアパート。使っていないアパルトマンを数日から数ヶ月までの期間貸しをしているところです。
短期貸しは現地の日本人が、バカンス中や帰省中に同じ日本人を相手に又貸しするのがほとんどで、日本語の新聞でよく紹介されていますが、今回借りたのは、フランス人の大家さん。日本人相手に仲介をしている、カタコトの日本語を操る人を間に挟んでの契約でした。

パリに入っても目立った渋滞も無く、スムースにアパートの建物前まで到着。16区の「超」が付くほど高級な住宅街にあります。車を停めてしばらく待っていると、約束の時間通りに大家さんの代理人がやって来て、部屋まで案内してもらい、鍵の受け渡しと支払いをします。
事前にメールで受け取っていた写真で想像していたよりも、狭くて、汚いし、タバコ臭い。数日の滞在だから我慢するつもりで、荷物を運び込みます。7階まで螺旋階段をくるくる回りながらの昇り降りはとてもキツイ。運動しなくても暑いのに、急な階段と重いバックパックのせいで、汗だくになってきました。
暑さと疲れで、タバコの臭いが増幅されクラクラしてきます。あまりに掃除がされていないので、ベッドはどうなっていることやらと、ソファーベッドを開いてみてビックリ。シミだらけで人肌臭い皺くちゃのシーツも凄いけど、ベッドのマットレスから漂ってくるタバコの臭いの強さは尋常ではありません。
ここまでなんとか我慢していた二人も、すっかりぶち切れました。部屋をキャンセルすることにして、荷物を車に戻しました。

ここからがまた大変です。電話で大家に連絡するものの、何度かけても留守電。部屋を引き払ったはいいけど、泊まる場所がないので、ネットの繋がる場所をさがして市内をぐるぐる。市内のマクドナルドはどこも駐車出来る場所がないので、郊外まで出かけてマクドナルドを探し、15分だけ無料で使える無線LANを見つけて、郊外のホテルに予約を入れると同時に、レンタカーの返却が遅くなることをレンタカー会社に報告。
ホテルに着く頃には二人揃って、草臥れ果てました。
アパートの大家とも連絡が付き、こちらがスゴイ剣幕で怒っているものだからか、すぐに返金に応じてくれることになり、一件落着です。問題のアパート、これまで数限りない日本人旅行者が泊まっているはずですが、誰も文句を言わなかったのだろうか、不思議でなりません。

予定より3日遅れて返却したレンタカーは、呆気ないほど簡単に手続きが完了。郊外の空港近くのレンタカー会社で、3ヶ月半の間、毎日お世話になったプジョー207と別れ、パリ市内まで電車で戻ってきました。

その後のパリはのんびり生活。洗濯に行ったり、美容師に髪を切ってもらったり、オーストラリアでのドライブに備えてサングラスを作ったり。中でも2日続けて知人の古川さんと食事をご一緒したのが、忘れ難い思い出です。
最初は古川さんオススメの焼き肉屋で、チョー久しぶりに日本風焼き肉! 松ちゃんという名のその焼き肉屋は、現地の日本人駐在員たちの間で人気とのことで、店内は日本人で混雑している。フランス人の客達は、物静かで所在なさげ。
無我夢中で食べ続けて、あまり何を話したのだか覚えていない。古川さんが焼き肉奉行だってことと、店長さんの奥さんが、途中から同席してワインを一緒に飲んでいたことだけが印象的でした。
エッフェル塔の下まで車で送ってもらった後、トロカデロ駅まで歩いて夜の散歩をしました。アジア人と見るや集ってきてお土産物を売りつけようとする物売りたちが五月蝿い。暑いんだから寄って来ないで欲しい。鉄骨とは思えないほど複雑に交差するレースのようなエッフェル塔の姿には、溜息が漏れます。

翌日の夜は、図々しくも古川さんの家にお呼ばれしました。なんでも日本から特別に取寄せた美味しい讃岐うどんで、うどんスキを作ると言うので、押しかけてしまいました。
お家は15区のVaugirard駅の近く。同じ15区でも、僕がパリに住み始めて間もなくの頃、屋根裏部屋に住んでいたことのあるPasteur界隈とは段違いに高級な雰囲気です。気持ちが逸りすぎたのか、約束の時間の30分以上前に駅に着いてしまったので、しばらく近所のマクドで時間潰し。ここのマクドも無線LANが無料で使えるようで、テーブルに座っている客は皆パソコンを広げてネットサーフィンに熱中しています。

部屋に通されると、今日のシェフの古川さんが次から次へと食べ物やら飲み物やらをテーブルに運んでくる。美味しいだけでなく、盛りつけにもこだわったお料理にビックリです。舟盛りになったうどんスキの具は、感涙もの。噂のうどんも、しっかりとした腰があってモチモチです。うちにも一人古川さんが欲しい。
釣りの話やら、お互いの夫婦げんかの話題(女性二人は異様な盛り上がり)やらで、あっという間にお開きの時間。ホテルまでメトロに乗って帰る間、なんだかちょっとしんみり。またパリに来たら遊びに行きます。ご馳走してください。

ホテルに着いたら、この後始まるトルコ旅行の予習。イスタンブールに到着後2日間のホテルを予約した以外は、全く何の予定も立っていないため、少し焦りを感じますが集中出来ない。
美味しい料理に満たされて、心地よい疲れを感じつつ、ベッドで眠ってしまいました。

Written on 12th 8月, 2008 by admin · No Comments »

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