ようやくレントゲンと血液検査をされてもまだ待ちぼうけ。結局到着から4時間半くらいでドクターに診てもらうことが出来ましたが、なんだか診察もいい加減。こちらの話など全然聞いていなくて、電話に出たり、他の患者を診に行ったり、戻ってくると突然、大したことない風邪だから大丈夫と言い放っています。風邪で血便がでるか!
少し声を荒げたら、急に専門のドクターを呼ぶと言って診察室を出て行きました。
そこからまた待ちぼうけです。あまり寝心地の良くない診察台に横になったまま、熱と体の痛みに耐えて3時間。ようやく別のドクターがやってきて、それまでと比べると驚くほど親切に診察してくれました。いろいろの診察の結果、風邪以外の大きな問題は見られなかったので、慣れない薬を飲んだことで内臓が荒れて血便につながったのではないかと診断され、処方せんをもらって帰ることに。
8時間以上病院にいましたが、カナダの印象を悪くするのには十分すぎるほどでした。それまで付き添ってくれたゆんじょんと友人のヒョジョンには大感謝。
もらった薬が効いているのか分からないまま、数日で回復しましたが、結局ナイアガラの滝には行くことが出来ず仕舞い。予約していた飛行機に搭乗するため、トロント空港に向って朝6時に出発。
そんな時間なのにもう高速道路は渋滞しています。道が空いていれば1時間で行ける距離ですが、1時間半かかって到着。
そこからまたトラブルが発生。予約していたアメリカン航空でチェックインしようとするとなぜか予約がキャンセルされていると言うのです。1週間前にニューヨークからトロントへのフライトに搭乗しなかったため、その後のフライトが全部キャンセルされたとなっているのですが、トロントへはきちんと来ているしキャンセルされたなんて連絡ももらっていないのでびっくり。
その日はマイアミ経由でペルーのリマまでの2便がビジネスで予約してあったのですが、どちらも空席がないためエコノミーに乗ってくれと言われます。こっちはビジネスクラスの料金を払っているので、猛抗議しますが埒が明かない。
結局マイアミまではキャンセルが出たためビジネスで飛べたのですが、マイアミ〜リマ間はエコノミーでした。
マイアミ空港で乗り継ぎ時間が4時間あったので、その間にチケットを購入したH.I.S.に連絡をしクレームを入れました。これを書いている今も調査中。
人間は一度贅沢を経験してしまうと良くないものですね。エコノミー席の狭さやサービスの悪さのせいで、なんだか牢獄にでも入れられたような気分になりました。食事は不味いし、トイレは汚いし、テレビは色が変だし、隣のおじさんは常に貧乏揺すりしているし、機内誌のSUDOKUはだれかがやった跡があるし。
カナダはそんなこんなで全然観光していないし、嫌な思い出ばかり。これまでの旅行で、もう二度と足を踏み入れたくない国はなかったけど、カナダは堂々の第一国目。
友人一家にも申し訳ない気分で一杯です。
前略 耕平さん、ゆんじゅん様、カナダは大変でしたね。でも、大声出した甲斐があった事と思いますよ。料金が下がらないなんてねぇ。まあ、また、いい事ありますように。アン・シャーリーのような子も、きっと、いたに違いない。
また、クスコ、ペルー編も楽しみにいたしております。無理せず、お元気で。
草々 北野
北野様
お元気ですか?コメントどうもありがとう。
カナダの病院の対応とシステムには本当に驚きました。救急にも関わらず医者の問診までに何時間も待つなんて、信じられません。何より驚いたのは熱が出て座ることもできない患者さんに座って待ってろと言われたことです。座れないからと言ったらいきなり恐そうな警備員の登場です。(しかも3人も)まるで犯人扱いでしたね。
カナダでは国民保険に加入していれば医療費は無料に近いほど安いと聞きましたが旅行者にとってはとても不安で不便な国です。とにかく今回のことでカナダのイメージが変わったことは確かです。
北野くん、
コメントありがとう。
ずっと寝てたので、赤毛のアンのような人には会う機会がありませんでした。
ここクスコは空気がとても薄いです。階段を10段も登れば息が荒くなります。