サンフランシスコではゆんじょんの友人宅に泊まっていました。夫婦ともに建築家のウォンソンとダグが住んでいるのは、サンフランシスコ郊外はオークランドの丘の中腹。大きな家でも足りないくらいの大きな犬(アイラ)が同居しています。
イエローストーンからサンフランシスコまでは車で14時間ほどもあります。当然1日で走破したら疲れてしまって危ないので、3日に分けて走ってきました。
初日はWest Yellowstoneからアイダホ州のTwin Fallsへ。何もない町ですが、Snake Riverに架かる橋からちらっと見た風景がきれいだったので、ひと休みした後で行ってみると、たまたまその日は満月。写真では伝えられないほどきれいな月でした。
翌日はさらに西に向って、ネバダ州のWinnemuccaというへんてこな名前の町。こちらも何もない町ですが、中部からサンフランシスコへ向う場合はどうしても通らなければならない地点であるため、モーテルが多く、他の宿泊客達もサンフランシスコへ向っているようです。
ネバダ州は本当に荒れ野原しかない中を長時間(しかも休憩所やガソリンスタンドも少ない)走り続けることになるのでとても退屈です。眠くならないためにガムや飲み物が欠かせません。
ネバダ州とカリフォルニア州を繋ぐ山をくねくねと越えると、にわかに都会の匂いがしてきます。車の量が増えてきて、BARTと呼ばれる通勤列車の駅が見えてきたら、サンフランシスコはもう目の前。突如として目の前を遮るものが無くなり、海と橋、高層ビルが目に飛び込んでくると同時に渋滞に巻き込まれます。
サンフランシスコは湾に隔てられた場所にあるため、アクセスは橋のみ。自然と橋の前後で大渋滞が発生します。しかもこの橋を渡るには4ドル(約468円)の通行料(サンフランシスコに入る時のみ)を払わなければなりません。1ヶ月間中西部をドライブしてきましたが、有料道路はここが初めて。
僕たちが何度も通ったベイブリッジは5年がかりの拡張工事中との事なので、何年か後にはもう少し渋滞緩和されているかも知れません。
サンフランシスコで一番期待したSFMOMAは残念ながら展示準備のため一部休館していて、展示物の数がとても少なく、なんだか物足りない感じでした。ただOlafur Eliassonのコンセプチュアルな作品群が、久しぶりの現代アートに触れる機会になって、大自然の山や森から現代社会に戻ってきた気がしました。
それ以外はグレース大聖堂を見たり、ミッション界隈の壁画を見たりしましたが、何より印象に残ったのはウォンソンの友人の誕生日パーティーで食べてステーキの厚さでした。