翌日の朝、ゆんじょんとバーベキューの残りのフルーツなどを頬張っていると、前日から一晩煮込んだというサムゲタンが登場します。日本で食べていた韓国製レトルトと比べると格段に美味しい。前日お腹いっぱいだったので朝は軽く済ませるつもりが、超ヘビー。でも美味いので完食。
午後から市内に繰り出して用事を済ませつつ、伊勢丹の入っているデパートのフードコートで、シンガポール名物の海南チキンライスと戦います。後で調べたら評判の店とガイドブックに紹介されているところでした。食事後にダックツアーという水陸両用車で市内とシンガポール川を観光するものに参加。チケットはミリョンさんが買ってくれたもの。毎日泊めてもらっている上に、美味しい料理をたらふく食べさせてもらっているので申し訳ない。でもあまり面白くなく、ゆんじょんはほとんど寝ています。
たくさん歩いたのでたくさんお腹が空いたところでミリョンさんに電話すると、今日は海沿いのホーカーズで外食とのこと。駅で合流して電車とバスを乗り継いでイーストコーストパークに到着。フードコートでは手羽先のような料理とサテーと福建風らしい麺料理とカン・コンという空芯菜の炒め物を食べました。屋外にテーブルがあるので暑いのですが、きりりと冷えたビールを氷を入れたジョッキに入れて飲むのが効きます。
三日目の朝は軽め。とは言っても、次から次へとおかずが出てきて、気がつくとお腹いっぱいに。
昼から再び市内へ繰り出し、バスツアーとシンガポール中心部が見渡せる気球に乗りに行きました。バスツアーは一時間かけて市内の歴史のあるエリアをぐるりと回るもの。歴史とは言えども、建国42年とまだ若い国です。これまで遺跡巡りしてきたような遠い過去の遺産はありません。そのかわり、インド系・マレーイスラム系・華僑と民族が混ざりあっている国を象徴するように、それぞれの文化が凝縮されたリトル・インディア、アラブストリート、チャイナタウンがあります。ガイドがジョークを交えながら、丁寧に見どころを教えてくれます。
気球は150mの高さまで上昇するだけですが、バスツアーのガイドから説明のあった場所が地上とは違う視点で見られるのは面白い。単純に高いところから見下ろす風景を見ているだけでも、この国の小ささや人工的な街造り、経済的に急激に発展した反面、資源がなく水や電気さえも近隣の国からの輸入に頼っていることなどに思いを馳せられます。
昼食は手頃なフードコートでプラターというインド料理(タンドゥールではなく鉄板で焼くナーンのようなもの)とカレーを食べました。デザートにとったカチャン(マレー風かき氷)が美味。
フットマッサージ(これもミリョンさんがクーポンをくれてタダ)で長時間歩き回った疲れをほぐした後、夕食に別のフードコートでラクサ(マレーシアの麺料理)を食べました。不味い。シンガポールで唯一まずい食事がこれでした。コンドミニアムに戻って再びミリョンさん一家と合流。いろいろ話が弾む内にまたもやテーブルに食べ物やビールが並びます。