プラハを出て次なる目的地、スイスまで行く途中でミュンヘンに一泊しました。
ミュンヘン郊外のホテルから市内までは電車で20分程度。夜、駅でチケットを購入しようとしますが、案の定、券売機が分かりにくい。近くにいたドイツ人女性に使い方を教えてもらおうと声をかけますが、その人もちゃんと説明できない。ボタンだらけのうえ、分かりにくい料金体系になっているようです。
なんとかチケットを買うことが出来、電車に揺られてしばらく行くと、途中の駅で何人かが電車を降りたと思った途端に急に照明が消えてしまいました。他に車内に残っている客もいるので、何事かと思いつつも座り続けていると、駅員さんがやってきてどうやらここが終点だと言っている様子。
他の乗客たちも慌てて降りるのに着いて行くと、列車の途中から車両を切り離して、前半分だけがその先に進むらしいということがわかりました。危うくおかしなところに連れていかれるところでした。
夕食を食べるために到着したのは、ホフブロイハウスというミュンヘンで観光客が一度は来るという、有名なビアホールです。建物ひとつをまるまる使っている巨大なビアホールには、すでに満席かと思えるほど人がぎっしり座っています。すごい騒めき。
入り口付近で待っていても、誰かが案内してくれるわけではなさそうで、手近なところにやって来た店員さんに座るところがあるかと訊ねると、奥の部屋に行けと言われました。奥の部屋は最初の部屋のような奇麗な天井画はありませんが確かに空いており、座る場所が確保できました。
地方料理とビールを中心にしたメニューには、さまざまなビールがリストアップされていますが、この店を経営するビール会社の銘柄は1リットル単位のビールしか書かれていません。確かに周りを見てみると、みな巨大なビールジョッキを両手で抱えるようにして飲んでいます。ミュンヘンに来てミュンヘン以外のビールを飲むわけにはいかないので、勇気を出してHofbäu Dark Beerの1リットルを注文。ゆんじょんはホワイトビールのMünchner Weisse 500mlを注文。その他にハムやチーズの盛り合わせを頂くことにしました。
ホールのあちこちを民俗衣装に身を包み、プレッツェルを売って歩いているお姉ちゃんが、とてもかわいい。ゆんじょんが写真を撮ろうとすると逃げられてしまいました。
出てきたビールジョッキは大きくて重い。最初は嬉しさも手伝って、ぐいぐい飲めますが、だんだんぬるくなってゆく1リットルの飲み切るのは大変です。ダークビールを選んでいたので、多少ぬるくなっても味わって飲むことが出来ましたが、ジョッキが空になる頃には、もうしばらくビールは結構という気分になりました。
翌日再び市内にやってきましたが、見どころをいくつも観ないうちに花粉症でギブアップ。ドイツは杉が多いのでしょうか。風が強いこともあり、鼻水と目の痒みだけでなく、なんだか頭がくらくらしてきます。逃げるように車に戻り、ミュンヘンの街を後にしました。
拝啓 耕平様、ゆんじゅん様。 おひさしぶりです。吉野も花粉の多い季節となりました。お元気そうでなによりです。 ビール1リットルですか・・・。こんどいいことがあったらやってみるよ。ビールうんざりっていってみたいなよそのくに~。ゆンちゃん元気か?北野ですよ、おぼえてる?では。ご無理せぬよう、仲良く。 敬具 ほくと
kitano君、コメントありがとう。久しぶりだね。
1リットルのジョッキは、日本の居酒屋で見かけるピッチャーくらいのサイズでした。