昨日、ゲストハウスの近くでマウンテンバイクをレンタル(1日1台150ルピー/約285円)し、ポカラの町を一周しました。
パタレチャンゴと呼ばれる、川の水が侵食して地面に大きく穴が穿たれている名所へ行くのに、ゆっくり走っても30分ほど。ポカラの南端です。
ネパール人とおぼしき人たちも含めて、結構な人出で賑わっていましたが入場料を取るほどでもないよなーと言う感じ。世にある名所と言うのは漏れなくガッカリさせられるものです。
その次にパタレチャンゴのすぐ前にあるチベット難民キャンプでさまざまなチベットの工芸品などを売っていると言う噂なので、ペダルをこぎこぎ向います。またガッカリ。こちらはやたらと流暢な英語を話す小学生数人に取り囲まれ、なにもあげるつもりが何も関わらずガイドを押し売りされたりします。肝心の工芸品は、パタレチャンゴの前に並んでいる屋台より品数が少ないようなありさま。小学生に説教したい気持ちを抑えつつ、No, No, No! と振りきって逃げ帰ります。
昼食の後、今度は反対にポカラの北側にマウンテンバイクを進めます。
向うはオールドバザールと呼ばれる、古くから地元の人のためのマーケットの集まるエリア。炎天下の上り坂を調整のされていないガタガタのマウンテンバイクを漕ぐのにくたびれ、途中は自転車を押して歩きます。1時間ほどすると、なんだかやたらと賑わっている場所に到達。
それもそのはず、ネパールの暦でこの時期の満月の日は、釈迦が生まれた日としてお祭り「ブッダジャヤンティー」があるとのこと。オールドバザールに接してある寺院で盛大なお祭りがあった模様。軍の偉い人が演説もしたとの話で、あちこちにライフルを手にした兵隊の姿も見られます。午前中のガッカリは忘れ、しばらく見学。
今度は下り坂を一気に駆け降ります。オールドバザールと言われるだけあって、町並みは古い建物ばかり。ネパール独特の窓枠や柱の彫刻がきれいです。ゲストハウスの近くまで戻ってくると、あちらこちらで同じブッダジャヤンティーを祝う祭りが行われていました。
1日でさらっと見ることが出来てしまうくらい(観光客が足を運ばない地域は別として)小さな街ですが、それでもネパール第二の都市ポカラ。もうしばらくこの街でのんびりしてから、カトマンズに戻る予定です。