心残りなチェンマイを後に、ラオスとの国境の町チェンコーンへ到着しました。
今回僕たちはチェンマイの旅行会社が主催するルアンパバーンまでのツアーを利用します。チェンコーンまでのミニバス、チェンコーンでの宿泊、スローボートのチケット込みで1400バーツです。自分たちですべてを手配した場合にかかる費用を算出してみましたが、それと比べても十分手頃なのでツアーを利用することにしました。
メコン川沿いに建つロッジからは、どうどうと力強く流れるメコン川の向こうにラオスのフェイサイがもう目と鼻の先です。
メコン川の水はミルクをたくさん入れたカフェオレのような色をしています。水の濁りはとても濃く、川の中の様子はまったく見ることが出来ません。この川がヒマラヤから流れ出てラオス、タイ、カンボジアを抜けてベトナムから海に流れ出ていくのです。東南アジアを代表する長い川です。
チェンコーンのゲストハウスで控えめな朝食をとった後、ピックアップの荷台に揺られながら向うのはタイ側の国境です。
川に向って下る道路の途中に小さな建物があり、パスポートに出国のスタンプを捺してもらいます。さらに道路を徒歩で下ると10人も乗れば転覆しそうなボートが待ちかまえていました。同じツアーで移動中のニュージーランドのカップルとドイツ人の青年と同乗です。みな国境をボートで越えるのは初めてに違いないので、ドキドキしていますがボートはものの3分で向こう岸に到着。そこはもうラオスです。挨拶に交わす言葉は、サワディーカップではなくサーバイディーになります。
日本人である僕とゆんじょんも含めた他の人は手続きが多少違います。日本人は15日以内の滞在であればビザの取得が不要なので、特にお金を払うことも書類に記入することもありませんが、他国の人は前日にゲストハウスの係にパスポートを預け、必要な書類を記入、今朝受け取りと引き換えに料金の支払いをしていました。
すぐに必要な分のお金を現地の通貨Kipに両替し、今日の本番、スローボートの停まっている場所まで再びトゥクトゥクに揺られて向います。
僕たちが乗船するスローボートにはすでに数十人の外国人たちと数名の現地人が席に座っていました。快適とは言いがたいベンチに座って6時間の川下りです。今日の予定は最終目的地であるルアンパバーンまでの中継地、パークベンまで。
ディーゼルの臭いと騒音をまき散らしながらボートは川を下り始めました。
つづきは今度ネットカフェに行った時に・・・