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2008-05-092022-02-11

旅に食は欠かせない

イギリスへのショートトリップを存分に楽しんだ翌日、僕たちは早くも次なる目的地へ向って車を走らせます。今度は南仏のモンペリエの近く(と言っても30km離れた山の中)に住む友人夫婦に会いに行きます。
カレーからは距離にして約1,000km。高速道路を走っても10時間以上かかる道のりなので、3分割し、徐々に休みながらフランスを南下して行きます。

最初に泊まったのはシャンパーニュの産地ランスに近い、トロワと言う町。特に観光するつもりもないので、ルートの途中にあると言う事と、安いモーテルがある事を条件として選びました。
カレーを出発してすぐに高速道路に乗るため、味気ない風景が続きます。ランスを超えたあたりで、スーパーで夕食の買い出しをしなければならない時間になったため、高速道路を降り、カルフールへ。相変わらず巨大で近所の住人を皆吸い込んでしまいそうなスーパーは、フランスのどこを走っていても大きな看板が最寄りの店舗へ誘導してくれます。夕食として食べるハムやチーズ、パンなどと翌日の朝食を買い込んで、再度車へ。

ここからは国道を走って行きますが、景色が断然素晴らしい。地平線の先まで畑の緑と土の茶色が、パッチワークか市松ような模様となって続く中に、ぽつぽつと気ままに樹木が立ち並ぶ。片側一車線の国道を走る車はまばらで、ポプラかマロニエの並木の隙間、立体感抜群のパースペクティブの中を前をゆっくり走るトラックを追い越す瞬間などは、なんとも言えない爽快感です。
夕日が落ちてだんだん暗くなってくる景色の中、絶え間なく続く、しかし徐々にグリザイユの風景となって行く畑を左右に従えて走り続けると、冷たい小雨の中にモーテルの明りが見えてきました。

翌日午前中はゆっくり休んで、チェックアウト時間ぎりぎりに出発。次の中継地点は、フランス第二の都市リヨンの郊外にある、マシュー。やはり高速道路を走ると、殺風景な景色しか見えません。午後2時になり、そろそろお腹が空いてきた頃、以前にも来た事があるディジョンの町が近づいてきました。
ディジョンはエスカルゴやマスタードなど、フランス料理に欠かせない食材の産地である事で有名。早速高速道路を降りて、市内へのルートに乗ります。特に行く当てもないので、旧市街の真ん中へ。手頃な駐車場を見つけて、この1年の旅行で培った、美味しいレストランに遭遇出来る「勘」に頼って道をぶらぶら。
まさに探していた通りの市場のそばで、レストランがたくさん集るエリアを発見して、その中でも客の多そうな店へ。

昼ご飯時を過ぎているにも関わらずたくさんの客でごった返す店内は、モロッコ風を意識したモダンな装飾がお洒落なレストランバー。値段の割に料理が少ない事が多いこの手の店ですが、ここはたっぷり料理が自慢のようです。フレンチとマグレブのミックスされた斬新なアレンジの料理です。ゆんじょんはカプチーノと題された、マッシュルームのムースとキッシュ。僕は名前は忘れましたが豚肉の甘い煮込み料理。とても美味しく頂きました。レストランを出て、もと来た道を戻る間に、友人に持って行くお土産をいくつか買い込み、再び車へ。
そういえば、以前ディジョンに来た時にも、ほとんど観光せず食事だけして帰った事を思い出しました。

リヨンまでは再び高速道路を利用して走りました。眠くならないうちにガソリンスタンドで休憩しつつ、到着。ネットの情報では無線LANが使えるとのはずでしたが、故障中と言われて近くのマクドナルドへ。ヨーロッパのマクドナルドはほとんどの店舗で無料で無線LANが使えます。
一通り作業が終ったので、スーパーへ。ルクレールというこれまたフランス中どこにでも存在する大型スーパー。カルフールと違って庶民的な店です。特売のシュークルートを一人前とサラダを買ってホテルに戻りました。

リヨンは観光もせずに、そのままモンペリエへ。途中モンテリマールの休憩所で昼ご飯。ここはロゼワインの代名詞とも言うべきタベルヌで有名な地方ですが、休憩所の食べ物はとても美味しいとは言えません。おばちゃんが付け合わせを好きなだけ盛ってくれるところは、大学の学食的です。

そして到着したのは、南仏エロー県に位置するサンギエームルデゼールという小さな村。古い修道院にある回廊が有名で、村の大きさに不釣り合いな数の観光客が訪れる場所で、友人の住む村の隣村。村の中心にあるギヨームドランジュというホテルに投宿しました。
ホテルの1階にある、村一番の人気レストラン、ターブルドロールは人で溢れていて、食事中の客席に運ばれる皿からは魅惑的な香りが漂ってきます。村全体が中世を思わせる石造りの建築で可愛らしい雰囲気ですが、このホテルの客室はこれまで泊まったどのホテルよりも、日本人観光客の女性がキャーと歓声を上げそうな愛らしさ。荷物を置く前に、写真を撮っておきました。

そんなこんなでフランスを北から南まで約1,000km走破。リヨンの南にあるヴァランスを過ぎた辺りから、気温もぐっと上がって来ました。

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