最近になって路線が整備されてきた香港広州間の列車も、深圳市内の地下鉄もぴかぴかの最新式です。バックパッカーの旅行にはもったいないくらいです。列車のチケットにRFIDチップが使われていたのはびっくりしました。
今回宿泊した深圳のホテルも2006年に出来たばかりとあって、設備はぴかぴか。マットレスがくたびれたゲストハウスを泊まり歩いている僕たちにとっては、久しぶりに贅沢できるチャンスでした。
中国といえばマッサージ。中でもフットマッサージは東南アジアのどこに行ってもフットマッサージだけは中国式になっているほど。そんな中国に来て、おめおめフットマッサージを体験せずに帰るわけにはいきません。錦繍中華でカチコチになった足をほぐしてもらわねばと、ホテルに戻ってからフットマッサージのサービスをお願いしました。
ホテルの周辺に専門店がないか探してみたのですが、全く見当たりません。部屋に戻って「FOOT MASSAGE/足浴按摩」と書かれた案内の番号へ電話。予想通り英語があまり通じなく心配だったので、フロントへかけ直して連絡を入れてもらいます。夫婦二人なので二人同時に出来るよう、出来ればマッサージ師を二人送って欲しいと頼むと、即OK。ホテルのマッサージ師の技がどれくらいのものなのかと期待に胸を膨らませます。
ほどなくすると部屋のドアをノックする音が。ドアののぞき穴から見ると、若干際どい服装をした若い女性が二人います。どう考えてもフットマッサージをするような姿ではありません。何だか違うサービスの人が来てしまったようです。
そのままでは埒が明かないので、ドアを開けて「Are you here for foot massage?」などと聞いてみると案の定、英語が通じません。そこから「Foot massage?」「按摩按摩」「Body massage?」「70 yuan, OK」「I need foot massage」「OK, OK. Massage, massage.」「Are you professional masseur?」などと相互に通じているのか通じていないのかハッキリしないやり取りを続けて、結局は引き下がってもらいました。
どうやらスケベなサービスを本業とする女性達は、こちらが間違って(間違ったのか?)フットマッサージをお願いしたところへやってきて戸惑いつつも、なんとか客の要望に応えなければとマッサージ師になりきろうとしていた様子。当然偽物のマッサージ師はお呼びでない。フロントへは男女二人であることは伝えているにも関わらず、なぜその時点で断られなかったのかがよく分かりません。
二人のうちのひとりが非常に態度が悪かったのと、結局フットマッサージが受けられなかったので腹が立ちましたが、ブログのネタになるので笑っておしまいに。
後日親戚のお姉さんに聞いてみると、中国のホテルではそういう事になっているらしい。中国に限らず、男性ひとりでホテルに宿泊するとエスコートサービスを勧められるというのはよく聞きますが、フットマッサージと書かれていてもそうだとは思いませんでした。
ところで今回宿泊したSunflower Hotel(太陽花酒店)。館内のレストランはとても美味しくて、香港以来なかなか口に合うものが無かったのですが、とても満足できる味でした。食べたのは茹でた豚肉でニンジンの千切りをくるんだ料理と蒸し豆腐と菜の花の炒め物。