名残惜しい東南アジアを離れ、香港に到着した。飛行機でものの2時間半。短い距離とは言え、全く文化の異る国に来たことは、空港に降り立つとすぐに気付きます。
日本人に似た見慣れた顔つき。小奇麗な服装をした人々。そして空港内に溢れる漢字。ここは東アジア、日本と同じ文字を中心とした表現文化の国です。
荷物を受け取ったら、予約していたゲストハウスに向うためバス乗り場へと向います。気温も湿度もバンコク並みかそれ以上。やはり顔つきが似ているからでしょうか、誰もが広東語で話しかけてきます。快適なダブルデッカーに揺られて5分も経たないうちに、ガイドブックで見慣れた景色が現れます。霞のかかった遠くの方に、同じデザインのビルが何棟も並んで建ち、如何にも人口密度の高い街といった風情です。
1時間もバスに乗り続けると、車掌が降りる場所を教えてくれました。バックパッカーで知らない者はいない重慶大厦(チョンキンマンション)です。バスを降りると僕たちの担いでいるバックパックを見つけて、インド人と思しき輩がゲストハウス紹介合戦を開始。次から次へと差し出される名刺をかき分けて建物に入り、目指すB座のエレベーターへ。
ハリウッドゲストハウスのフィリップもエバもとても親切。新しくできたばかりの別のゲストハウスに部屋がキープされていました。窓付きのツインベッドルームですが、これまで泊まったどのゲストハウスの部屋よりも狭いのが香港流。しかし、ホットシャワーもエアコンもばっちりで満足です。宿代は1泊280香港ドル(約4195円)とこれまでの平均を大きく上回っていますが、それでもネットで見つけられたゲストハウスで最安値。
初日から台風情報が行き交っていて雨続きの毎日です。香港では台風の危険度が1から10のシグナルで掲示されますが、シグナル8であらゆる店舗・公共施設が閉じてしまい、9では交通機関もストップします。
9日に雨と風の中を頑張って香港芸術館で国宝を拝みに行ったのですが、とうとうシグナル8の警報が出されまだ半分も見ていない内に追い出されてしまいました。まだ全部見ていないのにと文句を言ったら、同じチケットでもう一度入館できるかも知れないと言われたので、時間があれば再挑戦します。
それにしても毎日傘が手放せないのは旅行者には残念でしかたありません。お陰でまだヴィクトリアピークのある香港島にも行っていなければ、夜景も見れていません。しかも天気予報では、来週前半まで台風の影響が続くと言っているので、どうやら最後の最後まで雨続き。物価が高いのと際立って興味のあるものが少なかったため、タイでの滞在を延長して香港での滞在を短くしましたが、こんな状態では逆に物足りなくなりそう。
週末には雨が上がってくれるよう、ゲストハウスの窓にてるてる坊主でも作ろうかと考えています。
こんにちは。
名古屋も暑いよ。
今月末、タイに戻る事になりました。またニヤピンだったね。。。
残念!
こっちは香港まで来てしまいました。
またどこか、タイ辺りでそのうち会えることでしょう。