世界最大の塩湖へのツアーの出発地点となるウユニの町へは、ラパスから夜行バスで行くことにしました。
夜行バスはラパスの長距離バスターミナルからたくさん出ていますが、宿泊していたホステルで予約できるのが一社しかなかったのと、インターネットの情報と照らし合わせても安心して乗れるバスであると判断したことから、Todo Turismo社のバスを選びました。
1時間前にバスターミナルそばのオフィスに到着すると、早くも他の乗客たちがチケットを片手に集っていました。パスポートのチェックや預け荷物の手続きを済ませて、ボリビアにあるとは思えない、コーポレートカラーの赤を基調としたキレイなオフィスでしばらく待つと出発の時間です。
ラパスからウユニまでのルートは、途中にあるオルーロの町でドライバーとサービス係の交替を挟んで、約20時間。夜9時出発して7時頃に到着する計算です。
オルーロまでの道はちゃんと舗装されていて、比較的安定した走行。出発直後に出される簡単な食事を食べたら、旅の疲れもあり、夜中でなくても少し暇を持て余すと眠ってしまいます。
気がつくと12時にさしかかる頃で、オルーロの町に到着していました。慌ただしくスタッフの交替があってから再びバスは走り出しますが、この後がこの移動の醍醐味とも言うべき、大型バスのオフロード走行です。
事前にいくつかのネット掲示板などから、オルーロ〜ウユニ間の悪路については情報を得ていましたが、これほどまでに酷いとは。
夜中は窓の外はよく見えませんが、明け方に外を見てみると、道なき道を爆走しているのがよく分かります。荒れ地に他の車の残した轍の上を走るバスは、標識などないので方向を見誤ったのか、車体にトラブルがあったのか何度か停車する事も。
でこぼこに石の転がる道を走るので、車体はまるで走る電気マッサージ器よろしくガタガタ震え、荷棚の荷物もあちこちで転落してきます。割合型くずれしていないシートでも、座っているとシートの振動で背中が痒くなってきます。
たまたまバスでオフロード走行する気になったのか、オフロード仕様のバスなのか分からないまま、大音響&大振動で眠れないまま7時間以上シートにしがみついていました。
予定より40分くらい遅れてウユニに到着。バスから降りた時には、朝の肌寒さも手伝って、解放感に満たされました。
塩湖では、泳ぐよね!
塩湖の表面は塩ががちがちに固まっているので、泳げません。
氷が張った湖のような場所です。
そのうち写真を載せますね。