ツアーには参加しなかったものの、サンティアゴ行きのバスは贅沢をしました。いくつかランクが別れている中でも、最高クラスのカマプレミオです。というのも、サンティアゴまでは1,500km以上の距離をほぼ24時間かけて走ります。普通の座席では眠れないどころか、足腰が痛くなって体調を悪くすること必至。リマからクスコでのバス移動も生々しく思い出すので、できるだけ楽の出来る方法を採ろうと考え、カマプレミオにしました。
カマプレミオは、飛行機のファーストクラスのようにシートが180度フラットになります。1階がカマプレミオ、2階がセミカマ(半分リクライニング)のダブルデッカーで、1階のカマプレミオはシートが大きいため、6席分しかありません。
乗車すると、みなとりあえずシートを記念撮影。180度でベッド状態になったシートに寝転がって、パチリとやりたくなります。チリのキレイな舗装路を走るバスは、安定したスピードで、カラマ、アントファガスタ、ラセレナなどを経由して首都サンティアゴを目指します。
途中の停車場所は夜中に到着するところもあるので、途中で何度か起こされますが、シートは限りなく快適で、サンティアゴに着いても、楽々とバックパックを背負えるほど疲れがありません。辛いバス移動の後であれば、ターミナルからタクシーでホテルに行くところですが、この日は地下鉄でホテル近辺まで移動し、さらにホテルを探してうろうろする余裕までありました。おそるべしカマプレミオ。