引き続きランタン連峰を遠くに眺めながらジュレからトレッキングの目的地である、ナガルコットへ。
ナガルコットは標高2180m、狭い範囲にいくつものホテルがひしめく景勝地です。お金持ちはClub Himalaya Resortという豪華ホテルに宿泊するらしいのですが、貧乏な(旅行代を値切った)僕らはHotel View Pointというちょっと古いホテルなんだとか。
それでもナガルコットで一番高い場所から360度の景色見ることが出来るテラスがあるらしい。
そのホテルめがけて、歩く歩く。4時間ほど歩き続けるのですが、山道だけでなく村を通ったり、途中で出くわした一家と喋りながら(この辺りでアルジュンがさぼり始める)歩いたりで飽きません。
楽しくナガルコットに到着するはずだったのですが、途中で昼食で立ち寄ったレストランでアクシデント。チョウメンと呼ばれる焼きそばを頂く時に振りかけたケチャップに大量のハエ(生きている)が含まれていたらしく、麺の上に数匹のハエがケチャップまみれでもぞもぞモガイテイルという「地獄絵」状態。代わりにじゃがいもを炒めたものをもらったのですが、これをきっかけに一気にトレッキングの疲れが押し寄せ、テンションもダウン。その後の1時間の山歩きは暑いし足が痛いし荷物は重いしで、苦行のようです。
何とか到着したホテルで二日ぶりのシャワーを浴びて(二日目の民家にはシャワーなどという文明の利器は無し)ぐったり。
ただここまでの宿で一番宿泊費が高いホテルだけあって食事もおいしいし、ロクシーと呼ばれる地酒を飲み、ちょっと機嫌を取り戻しました。
この時点でアルジュンはボロ雑巾のようにくたくたな二人を相手に、カトマンズに戻ったら次のトレッキングに行こうと営業モード。「すぐに行かないと他のトレッキングに行くことになってガイドが出来なくなる」と、勝手な理由で押し付けて来ますが、10年近くも年の差のある僕らを相手には一歩も踏み込むことが出来ず、ただのシツコイ君になっていくのでした。
結局、予定していた通りに29日にはバスでポカラに移動することになりますが、トレッキングはしっかり疲れを取ってから現地で別のガイドを雇うことになるはず。
3泊4日のトレッキングでしたが、念願のヒマラヤはちょっとしか見れませんでした。エベレストは結局かすりもしなかった。
明後日からはポカラに移動し、ゆっくりのんびりと過ごす予定です。元気があればもう一度トレッキングするかも。
おつかれさまでしたー
いきなりすごい体使ってますね!
4時間歩くなんて、普段しないですもんね。
オドロキ。
東京マラソンと比べれは大した事ではないかも知れないけど、普段から運動不足のふたりには体中にダメージを与える結果になりました。
まだ足腰の痛みを引きずったままの強行軍です。